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用水とは

  用水施設とは、河川などから取水した用水を水田や畑などの農地に送水する施設で、揚水機場(ポンプ場)、
開水路、暗渠、トンネル、パイプラインなどの用水路などが該当します。

揚水機場とは

  農地が水源よりも高い場所にある場合など、 ポンプで水を汲み上げて農地へ送水するための施設です。

開水路とは

  矩形や台形などの水路で大気と接する自由水面を持ったものです。街中で見かけるコンクリートなどの水路です。自由水面を持つため地形に制約を受け、ゴミの投げ捨てなどが問題となっています。蓋のある構造は暗渠、山の中を抜ける場合には、トンネルとして区分しています。

パイプラインとは

  自由水面を持たずに満流状態で流れる水路です。 道路や農地の下に埋設され、地形の制約はなく、ゴミの流入もありません。
  用水施設は私たちの会社で実績が最も多い工種です。設計には、構想設計、基本設計、実施設計の3段階のプロセスがあります。

構想設計、基本設計とは

  実施設計の設計方針を決めるための予備的な設計です。

実施設計とは

  工事を実施するための設計です。
  私たちの会社で実施設計を行い、工事を実施した事例を紹介します。この他にも北は東北、南は九州まで全国で多くの用水施設の設計を行っています。

設計事例1

豊川用水地区 開水路実施設計
  鉄筋コンクリートの3連開水路(幅2.0m×高さ2.0m)に改修する設計で、右の写真は工事完了後に撮影したもの、最大約5m3/sの用水を送水する幹線用水路です。
  改修前は1連の開水路でしたが、家屋等からの排水が流入し用水の水質が悪化してしまうため、用水路2連、排水路1連として用水と排水を分離しました。用水路は農業で使用する用水が少なくなる冬に1連ずつ点検が出来るように2連になっています。

設計事例2

宮川用水地区 暗渠実施設計
  鉄筋コンクリートの暗渠(幅3.8m×高さ2.5m)を道路の下に埋設する設計で、左の写真は工事完了直後に水路の中から撮影したものです。
  道路の下に埋設されているため、残念ながら出来上がりは地上からは見ることができませんが、調整池へ最大約11m3/sの用水を送水する基幹用水路です。

設計事例3

九頭竜川下流地区 パイプライン実施設計
  漏水や劣化が激しい現在の開水路を取り壊して、その下にパイプライン(直径2.6m)を埋設する設計です。右の写真は工事中の夕方に撮影したものです。
  工事完了時には周りの地形と同じ高さで埋められるため地上からは見ることができませんが、最大で約7m3/sを送水する用水路です。